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もっといい写真を撮りたいとか言ってる人が、
憧れのフォトグラファーや写真館を見ながら「こういう風になりたい」とか言ってる。
夢を語るのは良いことだと思うけれど、
もしも、その「夢」が不安を大きくするものであれば、
早く夢から覚めた方がいいんじゃないかな。
理想の姿というものを人間は思い描いて、それを真似たくなる生き物らしい。
例えば、小さな子どもは先ず親の真似をひたすらする。
どんなに子どもでも先ずは親を愛して、その親をよく見て真似をする。
真似をされていると、親としては恥ずかしいが、
よく見られている事を自覚して、やっぱり我が子を可愛く思う。
なぜなら、子どもにとっては親は “理想の姿” なのだから。
そして、子どもは親の許可を求めつつ自分の好きなことを見つける。
5才くらいで野球に興味を覚えたら、
まず子どもに教えるのは、
「ボールは相手を見て投げようね。」ぐらいから始まって、
どんどん成長していく。
パパのボールの取り方や投げ方を見て、真似をして覚えていく。
ある時子どもはふと気づく。
「あれ? パパより上手い人いるじゃん」
さぁ、パパはどうする?
子どもにとって “理想の姿” でずっといるために
誰よりも野球を上手くなって、愛する我が子に教えるのか?
大谷翔平であればそれも可能かもしれない。
子どもの愛情を獲得するための “理想の姿” は、
決して超一流のプレイヤーになることではなく、
その子どもとしっかりと向き合うことなんだと思う。
あなたがあなたらしく生きている。
そのままの姿がとても美しいとわたしは思います。
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