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2023年5月3日

写真撮影の基礎:ISO感度、シャッタースピード、F値を理解しよう

こんにちは、写真家のんちゃんです。


子どもを撮影する際のカメラの設定を知りたい方に向けて、今日はISO感度、シャッタースピード、F値という3つの基本的なカメラの設定について説明します。子供の撮影を例に、これらの設定が実際の撮影にどのように反映されるのか、そして画質についても触れてみましょう。



1. シャッタースピード: 子供は動きが早く、予測不可能な動きをします。そのため、ブレを防ぐためには比較的速いシャッタースピードを選択することが一番大切です。

普段なら1/125秒以上のシャッタースピードを選び、子供がテンション高い時や素早い動きをする子供であれば1/400以上で撮影すると子供の動きをきれいに捉えることができます。子どもを撮影する際は、先ずシャッタースピードから設定してください。



2. F値(絞り): 通常のポートレートを撮影する際には、被写体を強調し、背景をぼかすためになるべく小さいF値(例えばF4)を選ぶと良いですよ。これにより、人物が主題となり、他の要素が目立たなくなります。

ただし動きが早いお子様の写真や、兄弟写真を撮りたい場合には、F値を大きくして(例えばF8)、撮影すると兄弟全員の顔にピントが合いやすくなり、顔がはっきり写った写真になります。さらに、公園などの屋外でカメラを向けると、ふざけてカメラに向かってきたりする子もとても多いです。その場合はF16くらいに絞って撮影することで、全体的にぼかさない(パンフォーカス)で撮影することがお勧めです。



3. ISO感度: 室内で自然光だけで子供の写真を撮影する場合、光源が限られているためISO感度を上げることで適切な露出を得ることができます。しかし、ISO感度が高すぎると、写真にノイズ(粗さ)が出てしまいます。これは特に大きなプリントを作成する際に顕著になりますが、もし主にスマートフォンの画面で見るのであれば、多少のノイズは気にならないと思います。ISO感度はなるべく下げる方が画質が良くなるのですが、最近のカメラであればISO6400くらいまではあげてもほとんど気にならないです。子どもを撮影する場合はシャッタースピードとF値(絞り)の方が重要ですので、ISO感度は最後に設定するのをお勧めします。




さらに、写真の閲覧環境を考慮に入れることも重要です。多くの場合、写真はスマートフォンの画面で見ることが多いでしょう。スマートフォンの画面は比較的小さいため、一部の画質の問題(例えばISO感度を上げた際のノイズ)はそれほど気にならないです。

カメラは表現方法としてさまざまな使い方ができます。


一瞬を逃さない。

カメラの最大の魅力はそこだと思いますので、

設定に迷ってしまうようでしたら、思い切ってオートモードがいいかもしれません。

AIの発展で表現方法が変化しているように、カメラや編集ソフトの性能が高くなっている現代の写真は、撮影後の処理の重要性が益々高くっていくと思います。

そのため、カメラに求めらるものは写したいものをブレずに撮れること。

これくらいになっていきそうですね。

いずれ撮影後の編集テクニックもお伝えしていこうと思います。

最新カメラの基本を理解し、実践を重ねることで、あなたの撮影技術は着実に向上していきます。楽しい撮影を!

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