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2023年3月17日

撮影許可について

桜の季節だ!写真を撮ろう。

そういえば近くの公園は桜がいっぱいだから、

そこで撮影することにしよう!!


やっぱり友達もたくさん呼んだ方が盛り上がるし、

みんなで一緒に撮影会だ。


そう盛り上がって、

お友達家族3組集まって大人と子供併せて11人でワイワイ

桜の下で撮影をしていると、

警備員が来て「ここは撮影する場所ではないので退去してください!」

それで撮影会は中止。あー、子どもたちと桜の写真を撮りたかったなぁ。😭


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実は撮影許可が必要な場所って多いんです。

というか、ほぼ全ての場所が撮影許可をとった方が安心です。


河川敷、公園、神社、喫茶店、学校、などなど。

日本の土地はほぼ全部、個人や市町村などの自治体や企業などの、誰かの所有地。

その土地の所有者には施設管理権と言うものがあり、

その場所でのルールを決めることができます。


そのため、許可をとらなければ、

退去を命じられた時にはすぐ従わなければならないので、

記念撮影を中断しなくてはならない場合があります。


そのため安心して撮影するためには撮影許可をとってください。


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あれ?

でもみんな写真をいろんなところで撮っているよ。


一般の人がインスタグラムやツイッターに写真を投稿したり

週刊誌とかなんて、お店の中での密会まで写真を撮って記事にしている。


実は、肖像権や著作権などの侵害については

親告罪といって、告訴してから警察、検察の捜査が入って裁判が行われて罪が確定します。

罪が確定するまでは写真の削除の強制などはできないというのが現実なんです。

もしも、芸能人が力付くで写真データを消去したら、

その芸能人が反対に器物破損罪になって犯罪者として掲載されるのは間違いなし。


つまり、撮影してから出版する時点では罪に問われないという仕組みです。


ただし、

撮影している時にその施設の管理者が言えば退去しないと不退去罪が成立して、

警察に突き出すことができます。


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さて、

桜の下での撮影会が罪に問われるのでしょうか?

もちろん犯罪ではありません。

ただし、

施設管理権の持った所有者が撮影禁止の旨を伝えて、尚、その場で撮影をし続けた場合は、

立派な犯罪者として警察のお世話になっちゃいます。


つまり、

心の琴線に触れる出来事が起きた時は写真を撮っても大丈夫。

でも、撮影禁止の張り紙がある場所や警備員さんに注意をされたらすぐに中止にしてください。


さらに、撮られたくない人を撮ったら告訴されて罪になる時もありますし、

危険な海外であれば命の危険もあります。

最終的にはやっぱり、

マナーを守ってみんな気持ちよく撮影しましょうね。

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