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2023年7月1日

遺影写真の撮り方

こんにちは、写真家のんちゃんです。

今日は特別なテーマについてお話します。それは遺影写真の撮り方についてです。

先日90歳のおばあちゃまの遺影写真の出張撮影に行ったのですが、撮影しながらどんどん表情が良くなり、とても清々しい撮影をさせて頂きました。


生きているうちに自分の遺影写真を用意しておくことは、日本では一般的になってきています。しかしながら、不幸が起きた時に慌てて何十年も昔の写真を探して大変だった話しもよく耳にします。実際遺影写真の撮り方についてはよく分からないから撮影していない、という方も多いのではないでしょうか? ここでは適切な遺影写真の撮り方をいくつかのステップで説明します。



1. 撮影場所を選ぶ: 自然光が入る明るい場所で撮影することをお勧めします。自然光は顔を自然に明るく見せ、肌の色を正確に再現します。一方、直射日光は強すぎて、顔の一部を過度に明るくし、他の部分を暗くする可能性があるので避けましょう。


2. 衣装を選ぶ: 通常、遺影写真では黒または暗い色の衣装が選ばれます。しかし、故人が生前に好んでいた色やスタイルがあれば、それを選ぶのも一つです。また、首元が開きすぎていない、シンプルなデザインの服装が好ましいです。


3. 表情を決める: 自然な会話をしながら何枚もシャッターを押してください。その中から故人が普段見せる自然な表情を選ぶと良いです。ただし、あまりにもカジュアルすぎる表情は避け、落ち着いた表情が好ましいとされています。


4. 記念日の撮影と一緒に: 金婚式や長寿記念、七五三などの記念日にプロのカメラマンを招いて撮影する際に、遺影写真も一緒に撮影するという手段もあります。大切な日に家族が集まる機会は、自然な笑顔や晴れやかな表情を引き出す絶好の機会です。これは遺影写真にも反映され、故人の生き生きとした一面を後世に伝えることができます。


5. デジタルデータを保存する: プリントされた写真が損傷した場合に備えて、デジタルデータを保存しておくことをおすすめします。また、写真を拡大したり、何らかの理由で再印刷する必要が出てきた時にも便利です。


遺影写真は故人を偲び、その存在を尊重するためのものです。だからこそ、適切な撮影方法を選んで、最高の一枚を残すことが大切ですよ。


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