先日どうしても笑うことができないお子様がいて、
少し思うことがありましたので、
今日は「自己否定」というテーマについてお話ししたいと思います。
自己否定は、自分自身を低く評価し、自分の能力や価値を否定することです。
これは、私たちが人生を歩んでいく上でよく遭遇する感情ですが、それが積み重なると、自己肯定感が低下し、私たちの精神的な健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
自己否定の原因の一つには、他人からの否定的な言葉があります。それは親や教師、友人などからのもので、その言葉が頭の中で繰り返され、自己否定の感情を増幅させてしまうことがあります。その結果、肯定的な言葉が聞き入れられなくなり、表情も暗くなってしまうことがあります。
そこで大切になるのが自己肯定です。
自己肯定とは、自己の価値を認識し、自己の存在や感情を肯定することです。
自己肯定感が高まると、ストレスに対処する力や自己の幸福感が向上すると言われています。では、自己否定から自己肯定へとどうやってシフトしていくのでしょうか。
一つの有効な手段として認知行動療法があります。
認知行動療法では、自己否定をしていることに気づき、それを手放す方法を学びます。
ただし、ここで注意するべきは、自己否定をしないようにしようと考え過ぎると、その考えそのものが自己否定につながる、最悪のループに陥る可能性があります。
自己否定を克服するための最初のステップは、自己否定をしているという事実を認識し、その重い感情と事実を分けることです。
そして次に、親や教師、友人など、周りの人たちがあなたに対して「あなたは素晴らしい」「大丈夫、できるよ」と肯定的な言葉をかけることで、自己肯定感が育つでしょう。
そう言いながら、写真を飾るとさらに効果があります。
しかし、その前に、
親自身が自己否定をしていないか、自分自身をまずは肯定することが必要です。
自己否定は、親から子へと伝播する可能性があります。自己否定をしているかどうかのチェックポイントとしては、自己破壊的な反応や言い訳的な反応があるかどうかを見てみましょう。
自己否定の中でも特に危険なのが「自分が悪い」と自己を責める傾向です。これは頭の中の「裁判官」が間違った判断をしている可能性があります。あなたの罪はそんなに重くないのです。一度深呼吸をして、落ち着いて考えてみましょう。
自分自身を否定していることに気づき、それを改善するためには、自己を認め、家族のためにも自己肯定感を高めることが大切です。あなたはあなた自身であり、それだけで価値があります。
先ずは自分自身を愛し、認め、尊重することで、
家族みんなの自己肯定感は必ず高まりますよ。
さらに、
具体的な元気の出るテクニックを説明こちらの動画で説明しています。